英語が苦手でも・・・
毎日英語!
プログラム中はすべてのアナウンス、配布物が基本的に英語です。公用語は英語。外国人青年の中でも数人は日本語がわかる(日本に留学していたなど)人がいるのですが、ほとんどは英語しかわかりません。なので青年の船の試験には英語が重要視されるのです。なぜなら、英語がわからないとプログラムについていけないのはもちろん、ディスカッションや普段のコミュニケーションでその人自身が辛い思いをするからです。
ただ普段のアナウンスや寄港地前説明会などは日本人が理解していないと困ることもあり、そういうときは通訳の人が日本語で案内もしてくれます。でもセミナーなどは英語のみで行われます。また、せっかくみんなと友達になっても、1ヵ月半の間表面的な挨拶や会話しかできないのは辛いです。趣味や出身地や、毎日の「元気?」「今日楽しかったね」といった会話だけではなく、もっと、どんなことを考えているか、どんな意見をもっているのか、どんなことが専門なのか・・・せっかく日常を共にしているのだから、深い会話を楽しんだほうがずっと充実します。
工夫すること
まず、みんななるべく電子辞書をもってあるいてました。言っている単語がいくつかわからなくても、大抵はコミュニケーションは通じるのですが、たまに会話のキーワードがわからないと困ることがあります。そういうときは電子辞書を差し出す。すると相手が勝手にスペルを押して、「はい」と日本語の説明画面をみせてくれます。
また、英語が得意な日本人がまわりにいたら、恥ずかしがらずに助けてもらう。日本人って他の日本人の前で英語を使うのが恥ずかしいとよく感じます。ちょっと中学・高校の英語の授業に似てますね。「自分の下手な英語を聞かれたくない」と思うのですが、そんなことを言っていたらコミュニケーションができません。他の日本人のいる前で英語を使う練習もしておくといいかもしれません。
あとは度胸。言いたいことがあって、そのうちの半分しか伝えられなくても、あとの半分は外国人青年も推測してくれます。「わかんないよ」なんて怒る人はいません。もし間違って解釈されてしまっても「Let
me explane one more time」とか「Mmm... again」とかいってもういっかい説明すればいいこと。
努力が一番大切
外国人青年にとって辛いのは目の前で日本人が日本語で楽しそうに会話していること。だって何を話しているのかまったくわからないから。これはストレスにすらなります。
それとせっかくすばらしい人材やリソースが集まっているのに、日本人青年の英語力が足りないからとセミナーやディスカッションのレベルを下げなければならないこと。なので初めのうちは外国人青年から不満もでます。でも次第に、日本人青年ががんばっている様子をみて、協力してくれます。
やっぱり英語はできないよりはできたほうがいいです。そのほうが何倍もプログラムが広がります。それで直前まで努力したら、あとはたとえどんなレベルでも積極的に交流をすること。さらに言えば積極的というのは多くの人と、というよりも深く交流をすることをおすすめします。
直前までの勉強方法としては、色々ありますが、お勧めは以下の通り。
・外国人と交流できるイベントに行ったり、英会話学校などで外国人と話すことに慣れておく。
・TOEICなどのCDで同じCDを何度も繰り返しきく。5回くらい聞いたら、今度は聞いたことを紙に書いたり、一緒に話す練習をする。同じCDを何度も、というのがポイント。だんだん聞こえるようになってきます。
・映画のDVDで英語字幕をだしながら見る。映画の話題や情報も仕入れることができて一石二鳥。
・自分が外国人と話したい、という専門分野や趣味があれば、その英語の本やWEBサイトを必ず読んでおく。単語がわかれば話せるものです。
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