Travel in India インド農村生活と一人旅


 英語を教えるボランティア


 初めての教師役


ここでは私は英語を教えることになっていた。でも通常は複数人のボランティアがいて、分担してクラスをもったりアイデアを出し合って進めるらしかった。今回は私一人。プロジェクト側としてもこんなことは今までなかったらしく、私の途惑いは理解してくれた。しかし基本的には「好きなようにやってくれ」だった。

英語を教えるのならなんでも良いらしかった。過去のボランティアの記録を見ると、単語を教えたり歌を歌ったり、ゲームが多かった。あたしは英語の歌もゲームも知らなかった。中には日本語の歌を教えている人もいた。でもどうやって歌を教えるんだ?「後について歌ってね♪」なんて指示をすら理解してもらえないのに。

英語を英語で教えるのはとても難しい。

 教え方


だいたいカリキュラムもなく、ボランティアが変わるたびに内容がころころ変わって本当に力はつくのだろか?疑問に思ってスタッフに相談した。「今まで英語の教え方を相談してくるボランティアなんていなかった」ととても驚かれたが、歓迎されて一緒に教え方を考えた。その結果、今までのボランティアは歌ばかり教えて、みんな単語を知ってるしSpeakingは強くなったけれど、いまだにTodayさえも書けない状態らしかった。読み書きの練習はSpeakingとかよりもつまらないんだけれど、しょうがない、書き取りの練習を中心にすることにした。

ただ、カリキュラムをたててもきまった生徒が毎日学校にくるわけでもない。ここでの教育はテストや成果主義ではなく、「勉強を楽しいと感じること、学校へ通う習慣をつけること、勉強が少しでも何かの役に立って教育の意義を理解すること」である。なので、楽しく、わかるように、を基本におくことが必要だ。テストかぶれの日本の教育で育った私には、ちょっと頭の切り替えが必要だった。


 混乱


教え初めて2週間は混乱しっぱなしだった。いつもクラスに行くのが嫌だった。雨が降って学校が休みになるとほっとしていた。
教えても手応えは全くない。指示をしてもわかってくれない。「きちんとノートに書いてね」と言ってもわからない。暴れる子を注意しても、こちらが怒っている事なんかわからないから笑われてしまう。騒ぐ子、ケンカを始める子、何もしない子。もう一人ボランティアがいれば、と常に思った。クラスをせめて2つに分けられれば、レベル別に指導ができるし、混乱も避けられる。3つのレベルわけはどうみても不十分だった。
クラスが終わるといつも「どうしたらいいんだろう、出来ないよ、困ったよ」と英語のわかるスタッフに相談した。これは後から別のスタッフに聞いたところ「あいつは全然ちゃんと教えられないし、いつもわからない、わからないと言ってばかりで駄目だ」と言われていたらしい。だって本当に困っていたのだ。プロジェクト側からは、教える方法も何も聞いていなかったし。スタッフは子どもたちとヒンズー語や現地語でコミュニケーションできるけれど、私は英語しかないし。教材は英語の本が何冊かあるだけだった。

子どもたちとの関係を作るのに、3週間はかかった。その後は少しずつペースができてきて、コミュニケーションがはかれるようになってきた。一方通行じゃなくなったとき、はじめてクラスが好きになれた。


●Class1●

一番小さなクラス。ABCの歌はみんな歌えるけれど、書けない。アルファベットのひとつを指差しても、順番にABC…と言わないとわからない。まずはABCをばらして覚えることから始まった。でも中にはbirdとか書ける子もいるので苦労した。
いつもはこの3倍くらいの子がいる。すぐにケンカがはじまるので、こっちも楽しませるのに一苦労。
●Class2●

女の子の多いクラスだった。男尊女卑の強いインドで女の子が力をつけてくれるのはとても頼もしく、期待したい。いつもはこの2倍くらいの人数。
みんなMondayやJanuaryといった日付の単語、HelloやThank Youを書けるように練習をした。まじめないい子たちだった。
●Class3●

一番大きな男の子7人のクラス。中でもプロジェクトで一緒に暮している男の子5人は特に英語が上手く(ボランティアと生活していればうまくもなるだろう)、後の2人とは大きくレベルが違ってクラスでは苦労した。
Speakingの英語は上手いのだけれど、複数にしたり過去現在未来の使い分けなど、細かいところやWritingが弱かった。教えがいのある子達だった。

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