子どもたち
7人の子どもたち
Dakshinayanは3つの学校をつくったが、その中でもCheoと呼ばれる村では、なかなか教育の重要性を浸透させることが難しかった。地理的なこともあり、多いときには1クラス20人くらい生徒が来ても、全く誰も来ない日もあった。
そこでDakshinayanではCheoから5人の男の子を連れてきて、Dakshinayanのプロジェクトの建物で一緒に暮らすことにした。両親にもきちんと同意を得て、1ヶ月に一度は会えるようになっている。5人の子どもたちは、スタッフと暮しながらいろいろなことを学ぶ。食事をつくり、掃除をし、畑を耕し、友達と遊ぶ。ボランティアで来る外国人と生活する中で、外国のことを学び、英語もどんどん吸収していく。学校の中でも中心的存在で、リーダーシップも培われているようだった。とにかく多才でしっかりとした子たちで、私もずっと彼らにお世話になった。
Dakshinayanは将来的に、彼ら5人がこのプロジェクトを引き継いでもらうか、なんらかの形でCheoに働きかけるようになることを願っているようだった。
最近、女子にも教育をすることが必要だとの考えから、5人の男の子の妹2人(5〜7歳)も加わり、一緒に生活している。
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●BaidyとSuesir●
Baidyのほうはまだ5,6歳だろうか、とてもかわいい。二人とも英語はほとんどわからないので、"You!!!"と命令したり"Kanako,
come!!"と叫んでは私を使っていた(笑)
でもよくなついてくれて、こっちも助けられた。
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●Baidy●
勝気で負けず嫌いの子。自分の村の言葉すらあいまいなのに、少しずつ英語を覚えているのはスゴイと思う。
とにかく生意気でかわいかった。一度、叱って泣かせてしまったが、強い子だった。
この写真は日課の薪拾いにいったときに休憩したとき。
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●めがね●
あたしの持ち物は珍しいらしく、いろいろととられた(笑)このメガネもその一つ。彼らはものすごーく眼がいいので、メガネなんかあまりいらない。逆に、世界がゆがんで見えて面白いらしい。
なんだかかわいくて笑ってしまった。
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普段の仕事
普段はプロジェクトの家事などをほとんど子どもたちとボランティアが行う。子どもたちはカレーを作るのがうまい。感心してしまう。他に洗濯、掃除、ペンキ塗り、水撒き、雑草むしりなど、仕事は絶えない。あたしも出来るところを手伝ったり、女の子のドレスの綻びを縫ったりして協力した。ポンプを押す役をいつも頼まれたので、右腕だけなんだか逞しくなった気がする(笑)
子どもたちは時間ができれば、みんなで遊んだり外へふらふらっと出かけていく。ビーだまをつかって遊んだり、サッカーボールを蹴ったり、自転車を乗りまわしていた。マンゴーの木に上ってたべたりなど、お菓子は自分で取るものだった(笑)男の子達はあたしとあまり一緒にいようとしなかったが、女の子はひまを見つけては「絵を描いて!」とせがみにきていた。
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●Jitral●
途中からきた男の子でスタッフの一人。15歳くらいだろうか?料理などをまじめにする、いつもニコニコしたいい子だった。英語がまったくしゃべれなかったが、仕事をする中で少しずつ単語を教えあった。
写真をとったのは台所。かまどで米を炊いている。この火加減が難しい。
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●洗濯●
もちろん服も自分達で洗う。色とりどりの服が風になびいているのは、私のお気に入りの風景だった。
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●チャリ●
大人用の自転車なのだが、背の低い子も器用に乗っていた。
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●生徒たちも働く●
プロジェクトに住む子たちだけではなく、学校に来ている子みんなで働くこともあった。この日はみんなで草むしり。これだけ人数がいるとさすがにサボる子もちらほら?(笑)
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●バケツリレー●
新校舎を建てているところで、瓦をみんなで運んでいる。女の子もみんな混ざってがんばっていた。
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